たまたま、投函した郵便ポストが郵便局の前に備え付けてあったものだったので
「郵便局内のヒトに言ったら何とかなるかな」
と思い郵便局の中へ。

事情を説明すると、受付のおねえさんが
「ポストの郵便物に関しては、こちらの郵便局には鍵がないから取り出す事はできない」
との事。

これは予想していた答え。
局内に鍵を置かないことでセキュリティ面にも考慮しているのだろう。
まぁ、切手貼らずに投函しちゃうヤツも普通はいない罠ヽ(;´Д｀)ノ
どう考えても投函したワシに落ち度がある。

「こりゃ～先方に連絡しないとな～（汗）」
と、思っていたらおねえさんが

「郵便ポストは定時に回収しに来るので、その時に足を運んでもらえればサルベージできるだろう」
との事。
「本当は、こーゆー事はやっちゃいけない決まりなんだけど、局長に立ち会ってもらえばいいでしょ」
と続ける。

見ていたら、奥でしかめっ面を浮かべる局長らしき男性を、おねぇさんが説き伏せてくれたご様子。

よかった～と思い、指定された時間に再び局に足を運んだ。
無事、郵便物を救出でき、ほっと胸を撫で下ろす。

後日
「いや～親切なヒトっているもんだねぇ♪」
「俺、郵便局と言えば融通がきかない代名詞みたいなトコロだと思っていたけど、見直したよ」
と、その話を友人に嬉々として話した。
（先日、「親切は大抵クソだ」という日記を発したのと同じクチで）

一通り私の話を聞き終わった友人が、私のテンションの高さに、ちょっと引きながら一言。
「う～ん、ソレって・・・・・なんていうか、普通だよ(・ω・)」

「っっっっっっえ～～～～～～～～～～～！！！！」
それを聞いた私は愕然とした。
この親切って普通なの！？ホントにそうなの！？

引き合いに、大阪に住んでいた頃の話をしよう。（またか、と思った人、ごめんなさい）

19時以降指定の郵便物を受け取るために、そそくさと家に帰宅した時の事。
なんとか19時ちょっと前に家に帰り着く事ができ、一安心していると、ドアに不在票が挟まっている。

「アレ？まだ19時になってないのに不在票が入っている。おかしいな。」
と思ったものの。しばらく待ってりゃ来るだろ、と思い。しばらく放っておいた。

だが、何時になっても郵便物が来る気配がない。
記述された携帯番号に電話をするも、出ない。配達の営業が終わっているご様子。

仕方ないから集荷所みたいな所に電話し
「19時以降の指定になっているはずなんですけど」と説明すると
「明日以降、お届け出来ますが何時がよろしいですか？」と即答された。

「え！？このヒト、ワシの話聞いてた！？」と思ったので
「や、だから、19時以降に指定して、ずっと待ってるんですけど、19時より前に一度来たみたいなんですけど、以後一向に来ないんです。いつになったら届けてくれるんですか？」
と再び説明するも
「もう営業終わってるんで、再配達は明日以降になります」の一点張り。

正直、郵便物なんて今日受け取らなくてもよかったのだが
明日また同じことが起こったらイヤなのと、受付のワカランチンから一切謝罪がなかったのとで、ワシも声を荒げた。

「だから！！こっちゃ19時から待ってるつってんだろ！！」
「オマエんトコが勝手にそれより早く来たのに明日お届けってどういうこと？」
と吠えてしまった。この手の咆哮はまぢでかっこわるいね。

そしたらようやく
「荷物を確認してみます・・・・」
といいやがった！！こいつは！
「え！？いままで確認すらしてなかったって事！？」
と、思わず言ってしまった。

まさかすがモンスターになり、吼えたのもあってかあらずか、夜中にようやく荷物を受け取ることができた。
伝票を見ると、やっぱり19時以降の指定になっている。一体なんだったんだろう。

つい数年前まで、大阪という劣悪な環境に置かれていた所為か、友人の言うところの『普通』が、すごい事のように思えてならない。

「大阪の悪いところをいっこ取り上げたくらいで何を・・・」
と思う人も居るかもしれないが、この手のエピソードなら語りつくせない程ある。

悪いけど
「大阪の人間は、言葉を荒げないと、最低限やるべき事さえやってはくれない。」
「大阪の人間は、気をつけていないと、何をしでかすか分からない。」
という日常なのだ。郵便局エピはまだまだカワイイ方。
思い出すだけでも気分が悪くてゲロ吐くようなエピも腐るほどある。

そんな大阪の唯一の救いは、大阪から脱出したときに、まわりの人間がものすごぉぉぉぉぉぉく親切に映るということ。コレに尽きる。

ただし、ソレが『普通』だと考えると、大阪のあまりの理不尽さに本当にハラが立つ。

『大阪嫌い、大阪嫌い』と、大阪を一絡げにしてしまう私も理不尽だナァとは思うし、そういうことをするのは人間的に最低だとは思うけれど、一絡げにしたくもなるよヽ(;´Д｀)ノ
まぁいいや、最低で結構だし。

私がゴミ同然な人間の一人であることに一分の間違いもない。

まとめると、大阪よ、ありがとうって話。
二度とアソコに住む事はないけどね♪