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最近の読書事情

現在、4冊の本を平行読みしている。
読むスピードはそれほど速くないのでなかなか読み終わらない。
いずれの作品も読み終わっていないのだが軽くレビュってみる。

 

【題名/著者】
●『四畳半神話大系』/森見登美彦 著
電車の中や待ち合わせ前などに読んでいる本。


イケてない方の大学生主人公の生き様が描かれている作品。
他学生のばら色のキャンパスライフを台無しにするべく奔走する様は非常に共感を覚える。
ワシもこんな風にいきてみたいものだ。
『太陽の塔』も『有頂天家族』もそうなのだが、このヒトの作品には高橋留美子の、それも『うる星やつら』ニオイをどうしても感じてしまう。ナゼだろう。
 

普通に面白いです。オススメ。

 


●『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』/江國香織 著
●『すきまのおともだちたち』/江國香織 著
図書館内で読んでいる本。


『泳ぐのに~』は短編集。
『すきまの~』は童話っぽい小説。


いずれも図書館外に借り出して読むほどのものではない。
ヒマつぶしになる程度には面白い。

 

風通しの良い文体で、わかりやすい、女性目線の小説。

頭の悪いオシャレOLしか読まないであろうこのジャンルの小説は、大抵びっくりするほど薄っぺらでつまらないのだが、江國香織のソレはどうやら違うようだ。なぜなら面白いから。
 

読み終わった後に、元気をもらえたり、考えさせられたり一切しない所が私としては高評価。

 


●『春の雪 ~豊饒の海(ほうじょうのうみ) 一~』/三島由紀夫 著
主に家に居るときに読んでいる本。

裏表紙の解説を読むと、『大戦直後の絢爛たる純愛文学』みたいな書かれ方をしているがそれは断じてNOである。

私に言わせればこんなものは『中二童貞の日常』である。ボキャブラリーのある固めの描写に惑わされることなかれ。

 

例えば作中で、主人公のキヨアキくん(18)がちょい惚れしたサトコ(20)に向かって手紙を書くのだが
「俺さ~、この前ソープ(女郎街)行ってきたんだよね~」
「ヤッてきちゃったからさ~。女知っちゃってるんだよね。もう子供じゃないんだよね。へへへん」
って内容なのさ。文章は違えど内容的にそう外れてはいまい。


しかもこのキヨアキくん。実際にはソープに行ってはいないんだわこれが。(この時点で私はもう爆笑)

中二がさ、自分が童貞だって悟られたくなくて女子に向かって言わなくてもいい事をわざわざ言う感じ。

 

しかもこの手紙を送った後にてめぇのアホさ加減にきづいたらしく

「まじこめん!サトコん家に俺からの手紙届いたらさ!読まないで捨てて!や!ま~じ~で~」
と懇願するというオチつき。


結果、年上サトコにいい様に弄ばれ、のめりこんでいくキヨアキ君なのでしたとさ。

 

もし、インテリ知識として近代文学を読んでおきたいと思っているのなら、三島由紀夫はオススメしない。
悪いことは言わないから芥川龍之介とか漱石あたりにしておけといいたい。

まだ数作品しか呼んでいない私が言うのはなんだが、どうやら三島由紀夫の作品に出てくるのは中二さんか変態さんっぽいよ♪


インテリには結びつきにくいよ(・ω・;)

私にとってはその部分が面白くて大好きなんだけどね(´д`)

 

 

 

まさかすはそんな読書ライフを送っとりますです。
みなさんは如何でしょうか。
 

コメント

久しく小説は読んでいないなあ。
アドベンチャーゲームやサウンドノベルなんかの
ゲームはわんさかとやってるんだけどねえ(笑)
最後に見た小説ってなんだろうと考えたとき。
つい最近読んだ「マタンゴ」だと思い出す。
結構上質な作品でした。

2009/07/23 (木) 13:58:55 | URL | ぶぶたん #79D/WHSg [ 編集 ]

むむ、返信遅くなりました。スマソ。
今や活字っつったっていろんな形態があるもんねぇ。
最近集中力がなさ過ぎて、ゲームは起動している間にヤメたくなっちゃうんだよねぇ(笑)
他作業と平行しながらノベル系ゲームをこなすぶぶ太郎を尊敬します。本当に、頭に入っているのかと(爆)
マタンゴと聞いて、ドラクエ2の8ビットグラフィックが浮かびました(・ω・)
・・・・・あまいいき、ありがとう(謎)

2009/07/25 (土) 04:17:25 | URL | まさかす #79D/WHSg [ 編集 ]

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