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プロハズ
プロハズシリーズいくつか種類があるが、デザ、Web系、レイアウトあたりは一通り買っておいたのだ。
MdN のカバーするデザイン分野は多岐に渡るのでその全てではないが、紙面デザインの部分は
『アァ、ホント、こんなんあるよね』
という感じで読めた。6年前にデザの仕事を始めた頃はこういった本を見ても
『なにこれ、暗号?』
『CMYK?・・・・ウチは1Kですが何か』
としか思えなかった事を考えると、未だ『成長した』とはいいかねるものの、やってきたことは全くのムダではなかったなと思い、ちょっと嬉しくなった。
以下は私の戯言。イッチョマエでもないのにエラソーな事いってごめんなさい。先に謝っておきます。
これだけ便利な本。要点が的確にまとまっていて、読みやすい優れたマニュアル本。
うまくすれば余計な回り道をせずにデザ行呈をスマートに完結できるのであるが、デザを始めたばかりの人が『あんまり読み込んで欲しくないナァ』と思う親心もある。
人の性格にもよるが、私の場合、良くまとまったマニュアル本を手にするとどうしても
『コレが絶対ダッ!ここに書いてある事が絶対なんだっ!』
とか思って工程、方法をマニュアルにあわせようとしてしまう。
『あーこーいう専門用語分からないといけないのか・・・デザって大変だな・・・』
って思ってあきらめちゃったりね。一言いたいのは
『ここに書かれている事はあくまでも一つの例に過ぎない』
という事。例えばA4縦の紙面デザであれば、エンピツでA4の紙にレイアウトと配色を書いて、それをオペレータに放り投げたっていいのだ※。そのA4縦がすごいデザインだった場合、スゴイデザインをしたのはチャラッとエンピツ書きした人間の方だと私は考えるし、大抵お客さんもそう考える人が多い。
デザインをするならまずはデザインありき。まずはやりたい事ありき。だということを忘れずに。方法や道具に固執すると、ロクなものができません。方法や道具に割と固執してしまう私が言うんだからおそらく間違いない。
また、デザ方法や工程は日々進化しています。プロハズはその1過点でしかありません。
ここに書かれている事が分からなくてもプロとして全く恥ずかしくありません。
自分なりに最短ルートの筋道を立てて、それが自分にとって有効な方法だとある程度確信できるなら、マニュアルなんか無視して自分のやり方で作業した方がいい。
もしその方法が結果的に回り道になったとしても、いつか、ゼンゼン別の形で、回り道した部分が役に立つ時が来るので焦らずに。『その方法が有効ではない』と分かっただけでもこれは発見です。
技におぼれる事なかれ。心技体揃ってこそコレ『カラテカ』なり。(って違!)
※数は少ないし、そんなに極端ではないけれど、そういうタイプのデザイナーさんもいます。