一応、早朝に用を足しておいたんだけど、お昼ご飯にカップやきそばを食べてからしばらくすると彼がやってきました。

まさかすのオナカワンルームマンションのドアを内側からコンコンとノックします。

そう、言わずもがな『便意さん』です。
「あれ?今日は一日部屋で大人しくしてるっていう話じゃぁ・・・」
という私に便意さん
「いやぁ、そう思ってたんだけどね。子供もできたし、このオナカワンルームも手狭になってきたからちょっと引越しをしようなんてね・・・家族で話がまとまっちゃって」
ドアを開けようとする便意さんを無理やり内側に押し込みながら

「ちょっ!子供って!ひょっとして・・・アナタ・・・大便意さんではっ！」
恐れていた事態が勃発しました。小便意さんならば小さな戸口からチョロチョロと逃がしてやることもできるのですが、相手が大便意さんではそうはいきません。
大便意さん、しかも子持ちの大家族ともなれば専用エントランスホールを通らねばなりません。

「あいにく今日はマンションのエレベータが故障しておりまして」だの
「今日は外出禁止令が出ておりまして」だのとなだめてみるも大便意一家、どうしても外に出たいご様子。
しまいには
「パパー！お外に出たいよう！ディズニーランドに行きたいよう！」と、子供たちまで騒ぎ出すしまつ。

ノックの音もだんだん大きくなり、いよいよ彼らを外に出してあげねばならないようです。
「えぇ～と、一番近くのトイレが・・・・駅まで3km・・・無理だ、車の運転中に自爆してしまう」
テンパリながら考えをめぐらし
「こうなったら、最後の手段、『プランN』しかない」

プランA～プランMが諸事情により実行できない場合に用意された緊急プラン・・・それが『プランN』・・・・平たく言うとノグ○ですね。

早速ティッシュをポケットに詰め込み裏山へ。便意一家もおおばれ、もう時間がありません。
なんとか適当な場所をみつけ、一家が収まりそうな穴をほり、そこに便意一家を逃がしてやりました。喜びの声（音にすると「プリプリ」）をあげながら便意一家は旅立っていきましたとさ。
ティッシュは持って帰って焼却炉で燃やしました。

焦った～。久しぶりにテンパッたぜおい。
30にもなって何やってんだ俺orz

といいつつも日頃、伊集院光のラジオを聴いているおかげで罪悪感のようなものはそれほどない。