早速プレイしたのだが、いわゆるアドベンチャーゲームをするのが「逆転裁判」以来数年ぶり。
ギャルゲーという意味では「同級生」以来実に十数年ぶりのプレイである。
別に避けていたわけじゃないんだけど、なんとなく違和感があってやらなかったんだよねぇ。

ひぐらしをプレイしてみてなんとなくその手のゲームをやらなかった理由が少し分かった。
以下は、ゲームの面白さとはまったく関係のない、まさかす個人の意見であると言うことを最初に断っておく。
別にゲームをけなしたい訳ではない。
 

言ってみれば「思っちゃったんだからしょうがない」

●主人公に違和感
この手のゲームの主人公にすごい違和感を感じる。
ギャルアニメはいいんですよ。
主人公っていう役者を観客であるところの自分が観ているのだから結果的に主人公は二人称になる。
主人公っていう彼、彼女みたいな感じ。

しかし、アドベンチャーゲームは基本的に各キャラクターが主人公であるところの『自分』に語りかけるスタイル。
一人称視点にすることで、観劇では得られないバーチャル感やカタルシスを得ることができるのだろう。

このスタイルは主人公の言動や考え方が自分のソレとうまくシンクロしていれば違和感なくプレイできる。

例えば『逆転裁判』のナルホド君にはそれほど違和感を感じなかったので快適にプレイすることができた。

だが、『ひぐらしのなく頃に　祭』のケイイチ君にはなんかなじめないんだよねぇ。
 

違和感を列挙するとこうだ。
・なんかエラそう、ちょっと上からモノを言っている感じ
・そこはかとなく漂うオレサマ感
・ひけらかしとも取れる知識披露（四文字熟語や歴史的引用）が多い

これは何も、この作品に限ったことではない。
主人公の年齢設定の所為かな～とも思ったが、ワシの好きな『AIR』や『CLANNAD』の主人公も基本的にこんな感じである。年齢はあまり関係ないようだ。自分の年齢の所為かな～とも思ったが、中学生の頃を思い出してみてもやはり違和感がある。

こういった主人公キャラのプロトタイプは一体はドコに居るのだろうか。
・・・と、考えていたら、この手のキャラを地で行っているヒト、たまに居るわ。悪いけど友達にはなれないタイプだね。

ひぐらしで言えば、自分は『ケイイチ』っていうロボットに乗ってこの世界を遊山しているにもかかわらず、このケイイチロボは勝手な言動を繰り返すばかりで自分の言うことをまったく聞かない。操縦不能もいい所である。

●キャラがなんかコワイ
コレに関しては100％まさかすの非である。勝手な被害妄想である。ゲーム側に一切罪はない。

『出てくる女の子がコワイ』のである。
これも一人称視点でゲームが展開されるから、なんだけど
平たく言うとさ、女の子キャラの態度が『かわいい感じ』じゃん？

この『かわいい感じ』が非常にやっかいなんですよ！
現実の女の子はゲームのキャラとは違うから、この手の『かわいい』態度を取ることはまずない。

だが、特定の場合だけ、自分の前でこの『かわいい感じ』になる事がある。
ソレは『自分に何かやっかい事を持ち込もうとしている時』である。

・金を貸してほしい（が、返すつもりはない）
・タダで仕事をしてくれ（趣味のソレはこの限りではない）
・お別れしましょう（つか、そもそも俺ら付き合ってたんだっけ・・・）
などなど。

この手の態度の後にはロクなことになったためしがない。
なので、まさかすには超高感度の『かわいい感じ』センサーが付いているのである。
目の前の女の子が『かわいい感じ』になってくるとまさかすの脳内ブザーが
「コーション！コーション！ブー！ブー！キケンキケン！」
と鳴り出すのである。

このブザーが鳴り出したらワシは本能的に逃げることにしている。

この『かわいい感じブザー』がね！誤動作するですよ！ゲームなのに（笑）
だから出てくる女の子が怖くて仕方がない。（作品中の怖さとは関係ない）
ゲームだってわかっちゃいるんだけどね。
逃げたくなってしまうので、10分以上連続プレイができない。

まぁいずれも、そのうち慣れるとは思うんだけど・・・。